C57-44移送動画集

* C57-44号機の移送に関しては2014/02/26~28の作業を撮影しており、一度掲載いたしておりましたが、サーバーの容量の関係でカットしておりました。今回大容量の別

サーバーに移行が完了しましたので、再度未公開分を含め未修整の画像を新たにページを起こしました。構造上一度に全てが開きますので操作タブを付帯させております、不要な

部分は飛ばしてご覧ください。

* 2014/02/26 AM9:00よりJR西日本梅小路蒸気機関車館(現・京都鉄道博物館)のSLアドバイザーの指示の元、日本通運の作業員の皆さんによる本機の南館への移送

作業が始まりました。AM・10:30最初に機体部の吊り上げ作業が行われ巨大なクレーン二基による本体の吊り上げ作業が行われました。吊り上げ時に少し左右に揺れただけで

機体はスムーズに浮き上りそのままトレーラーの線路に無事おろされました。

 次にPM・1:30よりテンダー吊り上げ作業が行われ、軽々とした作業でこれも無事終了しました。私は運転室後部とテンダー部との接合部分のケレンは切り離されたこの時しか

作業が出来ませんので、シートに覆われる間に急いで作業を行いました。PM3:00には移送トレーラー上の本体・テンダーに保護シートに覆われ27日未明の移送準備が完了しま

した。どうやら天候が崩れ雨模様になりそうですが、予定通りに移送は行われます。

  

    機体・吊り上げ作業                      機体・トレーラーに                 テンダー・トレーラーに

* 2014/02/27 AM・1:30市民公園からトレーラーがゆっくりとしたスピードで南館へ出発しました。最大の難所は伊予西条駅東側にある「小川踏切」でして、踏切内の高低差

と架線との高さの関係で超スロースピードで踏切を通過直後に南館への進入道路へほぼ直角のクランクがありましたが、これも無事通過し南館へ移動して行きました。その後駅構

内の側道を通過し南館敷地に無事到着しました。AM・9:00からテンダーの線路上への積み下ろし、PM/1:00から本体の線路上への積み下ろしが行われ、南館内への引き込み

は明日28日のAM・9:00からの予定です。

  
       
機体・小川踏切通過                      南館に到着                      引き込み線路上に

* 2014/02/28AM・9:00 最初にテンダーが動力ウィンチが巻き込むワイヤーに引かれ、滑る様に南館に引き込まれて行きました。いよいよ本体の作業がAM・9:33から開始

です。動力ウィンチの作動ではありますが、44号機の先輪・ピストン・クロスヘッド・ロッド・各動輪が動くのは市民公園に保存設置されて以来の38年振りであり、おそらく最後の動きに

なります。ワイヤーがピンと張られ、グリスをで塗られた線路上を静かに各部位が回転し機体が後方に引かれ始めました。44号機最後の動きは感動的でした。

 
     
南館内に移動開始                     後退回転する動輪・各部位             

 
南館内へ                           展示プラットフォームへテンダーと連結

44号機の南館への移転が終了しましたので、今後の整備は運転室内が中心になります。また後退によりピストン・クロスヘッド・各ロッド・動輪が動きましたので、新たにケレン~再塗

装する箇所が出現しましたので併せて整備いたします。                      整備再開は03/06を予定しております。