C57-44号機「シゴナナぷらす」

開催日・場所  4・6・8・10・12月 第二日曜日 午後1時~4時  西条市四国鉄道文化館「南館」JR伊予西条駅南側

対象者 小学生以上ですが、小学生は保護者同伴となります。 無料です。お問合せ・申し込みは「南館」事務所へお願いいたします。(0897-52-1303・水は休館日)



2018/06/10 本日は6月の「シゴナナぷらす」の日でした。4名の少学校1年生とご家族・大人1名(西条市ご出身で広島県東広島市在住のIさん)と新居浜市の矢野氏、私で作業

を行いました。

 最初にC57-44号機の簡単な説明をした後、最初に親子で機体の拭き掃除をIさんには運転室内をお願いいたしました。清掃後先ず先頭部の自動連結器の開閉操作体験をしまし

たが、一年生独りでは体力的に難しく二人一組でテコを引き上げました。その後シリンダー部でピストンとボイラーの模型を使い、機関車が蒸気で動く仕組みを解りやすく説明した後に

ロッド・リターンクランク・動輪の回転運動を説明し。HOゲージ機を使いその動きを確認し砂箱からレール上に砂が落ち空転を防ぐことを説明しました。 機関車に消火栓が付いている

事を説明後に煙室扉を開けて内部に入り吐出缶管と煙突の様子を見てもらいました。次に蒸気ドームに上がり砂箱内の砂を確認してもらいました。(砂はプレゼント)

体験のもう一つのイベントはテンダーの活用でして、テンダー石炭庫内で重たい火掻棒に二人かかりで小学生が挑戦後、未知の空間である水槽部に全員潜り込んでいただきました。

静態保存機でテンダー(石炭庫)内部に入れるのは本機のみと思われますが、全員が興味深々でした。最後に最大のイベントである機関士・機関助士の体験操作を親子でして頂きまし

た。全バルブの開閉操作~ブレーキ弁解除・制動操作~排水弁操作~砂巻きコック操作~逆転ハンドル前進固定~(安全確認・信号確認・出発進行合図・汽笛鳴らし)加減弁テコ発進

・加速・減速操作~逆転ハンドル加圧・減圧操作~ブレーキ弁制動操作等の操作を一通り説明した後、親子で実際に操作を繰り返していただきました。

                                                           * 次回は79642号機の整備中ですが、2018/08/12に開催の予定です。  2018/06/10


 2018/08/12 本日は松山市や遠く大阪から(実家にご帰省中?)の小学生4名のご家族等10名のご参加で「シゴナナぷらす」を行いました。最初に恒例の雑巾での埃の拭き取

り作業からしていただきました。南館は密閉構造では無く、C57は開口部に近く埃を被りやす位置にあるため毎回拭き掃除が不可欠になっています。清掃後これも恒例の解放テコの

操作、模型やHOゲージでの構造・動力の説明、煙室扉内・砂ドーム・テンダー水槽内への立ち入り観察をおこなった後、親子ペアでの機関士操作体験をしていただきました。猛暑の

中皆さん熱心に作業や説明を聞いて頂いたり体験活動をされました。お子さんもそうですがお父さん方もマニアックなSLの魅力に関心されておられたようです。今回から実に残念な事

は「シゴナナぷらす」のメインである汽笛を鳴らす事が出来なくなりました。ご近所から汽笛がうるさいとの苦情があった模様で、それに対応して頂けないようですので、汽笛発生装置は

撤去せざるを得なくなりました。今後は現在私が整備をしております八幡浜市の79642号機で活用させていただきます。

                                                           

                                                        * 次回は2018/10/14に開催の予定です。               2018/08/12

 2018/10/14 本日は松山市からS君親子・東温市のS君親子の二組で「シゴナナぷらす」は出発進行です。東温市のS君は今回が二回目で八幡浜市の79642号機の整備現場

にも遊びに来てくれました。二組ですから時間をゆっくり取って活動する事ができました。44号機の説明に続き雑巾での埃取りの拭き掃除後、解放テコの操作~煙室扉内の観察~模

型と実物を比較しながらボイラーとピストンの役割~ロッドや動輪の動きをHOゲージで説明・観察~砂ドームに上り内部の砂確認~テンダー石炭庫で火掻き棒の操作~水槽内に入り

水槽内部確認後~運転室内で機関助士・機関士の役割分担や操作系統機器を実際に操作していただきました。松山市のS君親子は初体験でしたが時間に余裕があったので何度も

操作体験ができ大満足のようでした。東温市のS君も二回目なので前回より操作が上手になりました。大宮のシュミレーション(映像・音響)には劣りますが、私が操作を直接細かく説

明する事でマニアックな世界を経験していただけたのではと思います。12月が最後の「シゴナナぷらす」になるかと思います。ご希望の方は12/9にお越しください。

                                                        * 次回の2018/12/09が最後の「シゴナナぷらす」になります。  2018/10/16

* 2018/12/09 本日はSTさん親子・SGさん親子・NKさん親子の3組を最終ゲストに迎え、毎回お手伝い頂いている新居浜市の矢野氏と共に活動しました。二か月振りの「シ

ゴナナぷらす」ですが南側の埃は相変わらずで、右サイドも薄く埃が堆積しておりました。3組の親子さんで先頭部と右サイドを矢野氏は缶胴被全体を、私は左足の関係でモップで

届く左サイドとテンダーの埃を拭き取りました。清掃後いつもの講座で複数回参加の方もおられましたが、STさん親子は初めての参加でしたので、従来通りに本機の由来・特色・ボ

イラーやピストン・ロッドの仕組みと走行の様子を模型で説明後、煙室内・砂ドームの砂確認・テンダーの石炭庫内で火掻棒の扱い・水槽部への進入、運転室では各バルブや走行

装置の説明後、親子で機関士席に座り、逆転ハンドルの前進・後進の設定・砂巻き弁・排水弁操作、ブレーキ解除・加減弁テコ・による発進・逆転ハンドルによる加速・減速操作・ブ

レーキ操作等をしていただきました。メインの汽笛音を出せないのが現状であり、それならば今後の「シゴナナぷらす」はあり得ないと判断しております。整備から4年を経過し行政

側の本機への対応の変化には整備をボランティア行った者としては、いささか残念な思いです。従いまして今回を持ちまして私が担当させて頂いた「シゴナナぷらす」は終了させて

頂きます。これまでにご参加くださいました皆さん本当に有難うございました。講座は無くなりましたがこれからもC57-44号機を可愛がってやってください。
                                                                                     2018/12/09 大山正風