E10型 蒸気機関車 1948年に5両製造 全国に1両保存されています。

主要諸元

 全長 14.45m 全高 3.98m 総重量 102.1t 水槽 8t 石炭庫 4t 先・従輪径 860mm 動輪径 1250mm  最大出力 1.340ps 最高速度 65km/h 

          製造所 汽車製造大阪工場


E10-2号機  場所 東京都青梅市勝沼 青梅鉄道公園内

車暦 1948汽車製造 1948庭坂~1949人吉~1950金沢~1957米原~1962大宮 廃車 保存開始?

状態 塗装は良好 外装諸装備・運転室内諸装備完備 室内良好 足回りもきれいに整備を受け、屋外に良好な状態で保存されている。  *前方にC11-1号機                                                                               撮影日2007/100/1・2008/05/15

* 再再訪してみました。今回は刻印や運転室内部を撮影しました。 撮影日 2010/05/05

* 本機が1955(S30)年当時、金沢機関区に所属し北陸本線等で活躍していた頃、僚機にはE10-1・3・4・5号機も所属していた。E10型機全機が同機関区に配属され

ており、同機関区には8620型機5両・C57型機22両・D50型機2両・D51型機10両も配属されており、金沢機関区は北陸最大の車輌配置の機関区であった。その後各機

は各地に転配属となった。本機以外ではC57-5・46・76・95号機・D51-89・522・823号機が各地で静態保存されている。

* 本機はその後米原機関区に移動し活躍した後、保存の為に大宮機関区に移動後は廃車となり、当地に静態保存された。





自己プロフィール・撮影集話

○ 最後まで御覧頂きありがとうございました。                                                

○ プロフィール 名前 大山正風 愛媛県松山市在住 生涯を{放浪の俳人・種田山頭火}の顕彰に尽くし世に知らしめた、自由律俳人「大山澄太」の長男。愛媛県

公立小中学校9校の教諭・2中学校の教頭・5小中学校の校長を歴任、元愛媛県埋蔵文化財調査センター初代調査課長。元日本考古学協会会員(若い頃より県内

の多くの考古遺跡の発掘に従事)趣味は一人ブラリ旅・美術・博物館巡り・海釣り・山歩き・木工作・写真(山・花)・模型製作・CD鑑賞・野菜や草花栽培・パソコン

◯ 退職後、念願のSL保存機撮影を計画し各号機の位置確認後、2007/5~2009/10/18で全国を回り474両を撮影した。計画立案・HP作成にあたり、「やま

てつ」さんの膨大な資料を参考にさせていただきました。改めて御礼申し上げます。また、撮影に関しては各保存会の方々や各関係機関の方々にお世話になりまし

た事を御礼申し上げます。

○ 8620型~E10型の生産機数は5,504両(私鉄受注製造を除く)を上回る。その中で電化に伴い廃車の運命から、幸運にも動態・静態保存されたのは470数両

(個人所有は除く)ほどに過ぎない。それらも当初の保存の趣旨から、時間の経過により荒廃して解体の道をたどる機、心無い者の部品盗難に遭う機、保存会の方

の整備を受け雄姿を保っている機、今も現役で線路上を疾走している機など、保存から35年以上経過しそれぞれの今があります。特に保存に向けて今も努力され

ておられる方々の熱意に心を打たれました。

○ 私たちの世代は実際に蒸気機関車の引く客車に乗り旅をしたものでした。クロスヘッド・加減リンク・リターンクランクの軽快な動き・メイン・サイドロッド・車輪の重

厚な動き・出発時の汽笛やドラフト・排気の音は今も記憶に残り、はるかな昔に思いを運びます。これらのSLがこれからも保存・維持され語り継がれる事を願い、この

HPを作成しました。撮影した写真は2万枚を越えております。                             HP文責 愛媛のkaze 2009/11/11

〇 2007/5から2年半をかけて、全国の保存SLを撮影してきましたが、解体されてしまった数機(ソ連D51-1・25・26号機、C57-100号機、C58-122・328・418

号機、58629号機、39685号機、D51-157・620・714・764・828・1101号機
)、解体の危機から脱却し無事移転したのは(D51-409号機)、荒廃の中から

見事に蘇えった機(C56-149号機)、58629号機は残念ながら自分のカメラで写す事は叶いませんでしたが、他の機は記録として残す事ができました。残されてい

る保存機が一機でも長く保存され、鉄道文化財として引き継がれる事を切に願っております。                        2018/03/21
 
                                              
トップページへ