D61型蒸気機関車 1959~1961の間に6両製造 全国に1両保存されています。

主要諸元

 全長 19.73m 全高 3.98m 総重量 125.7t 水槽 20㎥ 石炭庫 7.t 先・従輪径 860mm 動輪径 1400mm 最大出力 1.280ps 最高速度 75km/h

 製造所 日立製作所笠戸工場・三菱重工業神戸造船所・国鉄郡山・小倉・浜松工場




D61-3号機(D51-181号機より改造)  場所 北海道留萌市見晴町2丁目 見晴公園内

車暦 1939日立笠戸工場 1939米原~敦賀~原ノ町~1948福島~1960国鉄郡山工場改造~1968深川~1973廃車 1974保存開始

状態 塗装は普通 清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室金網遮断 室内諸計器類完備 室内良好 屋外に屋根付きで保存されおり、足回りもきれいに整備

    され、良好な状態で保存されている。          撮影日2007/07/14

*再訪して見ました。相変わらず良好な状態で保存されています。          撮影日2009/8/10

* 分厚い塗装のため微かながら確認できた刻印は、左合併テコ・リターンクランクのみでした。 撮影日 2011/07/27

* デフレクター先端カット・コの字型先端部手すり(左)・LP403大型ライト前後装着  国鉄苗穂工場改装

* 本機が改造される前の1955(S30)年当時、D51-181号機として福島第一機関区に所属し、東北本線で活躍していた頃僚機にはD51-32・35・57・76・100・153

・166・181・205・224・230・236・264・306・381・417・435・436・480・488・555・556・728・729・868・902・1089号機も所属していた。同機関区には8620

型機3両・C12型機3両・C51型機17両・D50型機11両も配属されており67両の車輌を配する東北最大の機関区を呈していた。その後各機は各地に転配属された。本機以

外ではD51-264号機が福島県郡山市で静態保存されている。


* 僅か6両の製造(改造)であるが、国鉄最後の形式蒸気機関車で国鉄浜松工場と郡山工場でD51型から改造されている。1号機はD51-640・2号機はD51-555・4号機は

D51-224・5号機はD51-205・6号機はD51-519から改造され、1961(S36)には深川機関区に全機集結し、留萌本線・羽幌線で客貨両用で活躍したが、D51型が余剰と

なり活躍の機会は徐々に減り1970年代には補助機として引込み線で置かれている事が多かった。1975/6にD61-4号機が最後の廃車となっている。廃車後D61-4号機

の第
動輪は国鉄苗穂工場で保存展示されている。

* 1973(S48)年当時、本機が深川機関区に駐機していた頃、僚機にはD61-4号機も駐機していたが活躍の機会は少なかった。同機関区には9600型機6両とD51型機

7両が配属されており、留萌本線を担当していたが1973以降全機廃車となり、解体の経過をたどった。本機以外では29622・49616・59614号機・D51-86号機

各地で静態保存されている。


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