我が家の「大山蓮華・朴・泰山木・くちなし」



  毎年3月に白木蓮が咲き、花弁を散らす4月下旬になると、我が家では「大山蓮華」が咲き始める。元々は深

山に自生する木であり松山の平地では育ちにくい木である。父が名字が大山であるからか、戦前に仏通寺に参

禅した時の花でもあり、特にこの花が好きであった。平地かつ暖地であり「朴」の木に接ぎ木して育てたものであ

る。

 樹齢は私の記憶では40年は経過している。普段の大山蓮華はやや下向きに開花するが我が家の大山蓮華

は朴の木に接ぎ木したからか、朴の花の如く真上に向いて花を咲かせている。今年も十数輪の開花が予測され

る。ほのかな甘い香りが漂いその花弁の形とともに風情を醸し出している。  

 大山蓮華が咲き終わる頃に親木の「朴」の花が頭上高く天に向かって花を咲かせ、さらに朴の花が咲き終わる

と、「泰山木」の大きな白い花がさらに天に向かって咲き誇る。これが我が家の白い花の贈り物である。
まず、大

山蓮華が二輪咲いたので紹介します。「朴」・「泰山木」・「くちなし}と続きます。 
                                                2012/4/25

* 開花しますが2~3日で花弁が落ち芯があらわになり、まさに「花の命は短い」という感じです。   2012/4/26  現在は枯れてしまいました。2017/5

* 大山蓮華がそろそろ終わりかけると、天空に向けて朴の蕾が膨らみ始めます。空に向けて開花しますのでどうしても下からのアングルになってしまいます。南国

四国の松山での朴の花はこれも珍しいかと思います。最大の脚立を立てて何とか横からの撮影を試みています。
   2012/5/18

* 現在は朴の花が盛りです。高い枝先で咲いているのと隣の果樹園の柑橘類と我が家のレモンの花の香りが漂い、朴の花の香りがあるのか気にはなっておりま

すが、確認した事はありません。どんな香りなのでしょうか。                                   2012/5/27

* 今年も朴の花は高い枝先で花を咲かせていました。今年は気がつくと珍しく実を二つつけていました。果皮がはじけて赤い実が出るのを待ちますが、我が家の

木々には野鳥が多く来ますので、果たして見られるかどうか? 9月頃にはその様子が紹介できるか楽しみです。      2013/5/21

* 朴の花に気を取られていまして、ふと見上げると泰山木の花がさらに高い所で咲き始めていました。完全に下からのアングルになりますので、我が家の屋根に

登り撮影しましたが、やはり斜め下からの撮影でした。何とか開花の様子は解るのでは無いかと思います。普段は六月の梅雨に入る頃が盛んなのですが、最近は

開花が次第に早まっています。これも温暖化の影響なのでしょうか。                                  2013/5/29

* 梅雨入り前の樹高十数mの天に向けて咲いていた花に代わり、梅雨の真っただ中になると花は低い箇所に移動すると同時に、数十の優雅な花が咲き乱れ始め

ています。梅雨の晴れ間に撮影してみました。まだ、蕾もあれば花芯を残すだけのものもあります。                2013/6/26

* 我が家の白い花の最初は「白木蓮」である。一般的な花なので紹介が前後になりましたが、3月下旬にはいつも二本の白木蓮が満開となります。3月~6月にか

けて白い花がそれぞれの風情を醸し出しており、毎年心を和ませてくれます。                         撮影日 2013/3/28 

* 梅雨も最終期を迎え我が家の泰山木(幹廻り1,6m・樹高15m・樹齢約60年)も数輪を残すのみとなっています。今年は開花数が100を越しており、5月下旬

から次々と天向けて白い大輪を開花させ微かな香りが風に運ばれてきます。梅雨の最盛期を迎えると次に梔子(くちなし)の花が咲き独特の香りが漂います。我が家

の「白い花」もこのくちなしが最後となります。                                          撮影日 2013/7/07


* 朴の二つの実はその後順調に成長し楕円形の青い実となりました。落花後は見上げる事も殆どなかったのですが、植物図鑑で調べると毎年実るようでも無いよう

です。実は食用には適さず、漢方薬として利用されるそうです。9月に入ると赤紫に大きく成長しましたがこのまま放置すると鳥たちの餌になりそうです。10月に入ると

落下したのか小鳥に食べられたのか残骸が残っていました。赤紫の実が風にそよぐ風情もなかなかでした。 撮影日 2013/05~10  
                                                                     その後2017年まで実はつけておりません。