D51-853号機~895号機を紹介します。

D51-853号機  場所 東京都北区王子1丁目 飛鳥山公園内

車暦 1943運輸通信省鷹取工場・・?・・1946姫路第一~1955長岡第一~1968酒田~1972廃車・保存開始

状態 塗装は良好 外装諸装備完備 運転室内は速度計・シリンダー・給水用圧力計完備 空気・ブレーキ圧力計・両水面計欠 制動弁欠 他の操作・電気系統機器は良好

    室内良好 屋外保存であるが足回りもきれいに整備されており、保存状態は良好である。 *かまぼこ型砂箱装着     撮影日2008/05/12

* 再訪してみました。日曜日で多数の子供連れで賑わっていました。ただし機関車の上部に上がらせるのは危険なのですが・・それと左サイドに心無い落書きが

あり残念でした。細部の撮影ができましたが、14箇所に他機の刻印が認められました。特に左従台車の滑り子装置部のモールの刻印や先輪上部の担バネ刻印は

珍しいと思います。他機刻印は左右先輪に
C1146の刻印・C11-46号機は1972年に長岡機関区で廃車となっていますが転用の経緯は不詳です。また左右第

三動輪・車軸ツバには
D50236の元印・D50236号機は1967年に吉松機関区で廃車になっていますが、1955年から本機と長岡第一機関区に所属しています

ので、この間に転用されたのでしょう。左弁心棒案内には
D51109の刻印・D51-109号機は1967年に直江津機関区で廃車になっていますが1955年当時本機

も長岡第一機関区に所属しておりこの間に転用されたのでしょう。左クロスヘッド・ソケットには
D51938の刻印・D51-938号機は1968年に青森機関区で廃車に

なっており、本機も酒田機関区に所属しており土崎工場で交換転用されたのでしょう。左加減リンク下部には
D51110の刻印・D51-110号機は1968年に青森機

関区で廃車、次に左従台車滑り子部のモールには
D5188の刻印・D51-88号機は1975年に滝川機関区で廃車になっていますが、1968年~本機とともに酒田

機関区に配属されておりこの間に交換されたのでしょう。右シリンダー覗き穴蓋には
D517?の元印があります。車歴からは本機が1946年に姫路機関区に所属し

ていた当時、同じく所属していたD51-771号機の可能性が大と思われます。右クロスヘッド上蓋部には
D5141の刻印・D51-41号機は1968年に尻内(八戸)機

関区で廃車、右滑り棒後端部には
D51712の元印・D51-712号機は1968年に直江津機関区で廃車、右偏心棒にはD51204の元印D51-204号機は196

9年に小樽築港機関区で廃車になっていますが、1946年~本機とともに姫路機関区に配属されておりこの間に交換転用されたのでしょう。右リターンクランクには

D51281?291?の元印がありますが、判定し難い状況です。D51-281号機は1971年に青森機関区、D51-291号機は1968年に大館機関区で廃車になっ

ています。いずれにしろ14箇所も転用が認められる機関車は私の知見では本機のみで、廃車になった部品を大切に転用した事例であり改めて感心するものです。

また、左右の前踏み板には溶接棒による手書きの853の機番号があります。                           撮影日 2010/11/21

* 本機が1955(S30)年当時、長岡第一機関区に所属し上越本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-28・82・260・290324・325・395・396・431・443・609・7

24・735・932・1001・1107号機も所属していた。同機関区には9600型機7両・C11型機2両・D50型機3両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機

以外ではD51-395号機が山口県周南市、609号機が千葉県成田市、724号機が群馬県渋川市、735号機が新潟県村上市1001号機が長野県千曲市

2017
解体処分された)それぞれ静態保存されている。

* 本機が1971(S46)年当時、酒田機関区に所属し羽越本線で活躍していた頃、僚機にはD51-28・29・36・63・74・88・101・104・142・180・260・270・292・3

24・396・431・502・513・546・547・648・681・724・766・767・852・907・932・1002・1046・1065・1099・1110・1133号機の35両の東北日本海側最大の

D51型機終結機関区となっていた。また、9600型機5両も配属されていた。しかし、DL化により各機は転配属廃車・解体の経過をたどった。廃車後本機以外ではD51-101

号機が静岡県島田市、260号機が富山県滑川市、270号機が秋田県横手市、502号機が東京都葛飾区、513号機が東京都板橋区、724号機が群馬県渋川市、

でそれぞれ静態保存されている。D51-324号機千葉県習志野市で静態保存されていたが、2001/12に残念ながら
解体された。








D51-859号機  場所 北海道紋別郡遠軽町西町1丁目 遠軽公園内

車暦 1943運輸通信省鷹取工場・・?・・1947広島第一~1949遠軽~1972旭川 廃車・保存開始

状態 塗装は良好 清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内諸計器類はシリンダー圧力計以外は完備 制動・操作・電気系統機器も完備 室内良好 屋外に屋

    根付きで保存されているが、メイン・サイドロッド・主軸等の足回りに油が注されてきれいに整備を受け、良好な状態である。デフレクターに遠軽町のマークが印されてお

    り、大切に保存されている様子が伺える。   
            *かまぼこ型砂箱・重油タンク装着          

* 再訪して見ました。保存状態は変わらず良好な状態でした。          撮影日 2007/07/15・2009/08/11

* 塗装は薄いのですが刻印が弱いので刻印の確認が難しい状態です。前方の排雪板には58630の表示がありました。58630号機は1962年に帯広機関区

で廃車になっています。1949年以降に転用されたのでしょう。左右リターンクランクには
D51118の刻印があります。D51-118号機は1976年に追分機関区

で廃車後所沢市で静態保存されています。本機が1949年に北見機関区配属後に転用されたのでしょう。      撮影日 2011/07/25

* デフレクター先端カット・コの字型先端部手すり・LP403大型ライト前後装着  国鉄釧路工場改装

* 本機が1955(S30)年当時、遠軽機関区に所属し石北本線・名寄本線で活躍していた頃、僚機にはD51-425・678・1074号機も所属していた。同機関区には8620

型機5両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。

* 本機が1971(S46)年当時、遠軽機関区に所属し石北本線で活躍していた頃、僚機にはD51-309・311・425・484・8971074号機も所属していた。また、9600型機

11両も配属されており、北辺の地はまだまだ蒸気機関車が主流であった。しかしその後のDL化により各機はさらに転配属、廃車・解体の経過をたどった。本機以外ではD51

-311号機が北海道北見市で49600号機が北海道上川郡美瑛町、69644号機が北海道紋別
市で静態保存されている。本機は遠軽機関区が所在した当地に保存

された幸運機である。









D51-860号機  場所 広島県福山市曙町4丁目 曙公園内

車暦 1943運輸通信省鷹取工場 1943姫路~1948鳥取~福知山~1971新見~1972 廃車・保存開始

状態 塗装は普通 外装諸装備完備 運転室窓枠・ガラス欠 運転室内は柵内にあるため未確認(上部圧力計・水面計は確認) 屋外に屋根・プラットホーム付きで保存され

    ており、足回りもきれいに整備を受け良好な状態である。* かまぼこ型砂箱装着         撮影日 2007/07/27
2009/01/05

* 1959年に国鉄鷹取工場で集煙装置・重油タンクを装着。藤田氏の写真で解る。

* ロッド関係は磨き上げられていますが、刻印が浅く小さい為か研磨されてしまい残存する箇所は意外と少ない状態でした。金網で囲まれており立ち入りが出来ず、

かつ右サイドはプラットフォームがあるので上3分の1しか撮影できず、本機の一般公開を待つより方法が無いかと思われます。確認できた刻印の中で本機以外を示

しているのは、左合併テコの
D51273ですD51-273号機は1970年に福井機関区で廃車になっていますが、1944年から姫路機関区に配属されており、本機も

当時姫路機関区に所属していますのでこの間に交換転用されたのでしょう。次に、左滑り棒後端部には
D517?4の元印が確認できます。配属の関係からは754・

774・794号機が該当しますが、所属の関係からは
774号機の可能性が高いと思われます。また左第三サイドロッドの油ツボにはD517?0の刻印があります。

刻印の残存から該当機は730・780・790ですが、配属の状況からは
730号機の可能性が強いと思われます。動輪関係では左右の第四動輪と右第二動輪のみ刻

印が確認できました。                                                              撮影日 2010/10/24

* 本機が1955(S30)年当時、福知山機関区に所属し山陰本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-51・52・65・66・73・77・78・115・116・133・303・393.414

・675・858・1028号機が所属していた。同機関区にはC10型機2両・C11型機3両・C51型機3両・C54型機7両・C55型機12両・C57型機6両・D50型機2両と多彩な蒸

気機関車が集結していた。特にC10型機・C54型機は数少ない機種であった。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-51号機が京都市右京区、66号機

が京都府精華町、303号機が鳥取県鳥取市で、C11-1号機が東京都青梅市青梅鉄道公園
で静態保存されている。

*D51-51~78号機はいわゆる「ナメクジ型」である。

* 本機が1964(S39)年には、僚機はD51-25・66・332・334・499・527・577・682・727・836・895・919・944・1018号機に交代配属されており、その後各機は

転配属となった。D51-25号機は兵庫県三田市、499号機は三重県津市、895号機は奈良県王子町で静態保存されている。


* 1969(S44)年当時になると同機関区はD51-25・66・334・463・499・527・682・708・727・836・895・944・1018の各機になり、同じく山陰本線を担当するC57

型機4両、舞鶴線担当のC58型機3両、構内作業担当のC11型機3両も配属されていた。その後各機はDL化に伴い転配属、廃車・解体の経過をたどった。









D51-862号機  場所 東京都町田市中町 さるびあ図書館

車暦 1943運輸通信省浜松工場・・?・・1948稲沢~1949木曽福島~1971廃車 1981保存開始

状態 塗装は普通 全プレートレプリカ 清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内速度計・両水面計以外は欠損操作系統機器は良好 室内荒廃気味 屋外に屋根

    付きで保存されているが、保存状態は普通である。    *1959年に国鉄長野工場で長野デフレクターN2型装着。かまぼこ型砂箱装着

* 再訪してみました。変わらない状態で保存されていました。 刻印は確認できた範囲では本機のものでした。 
                                                          撮影日 2008/05/14・2010/09/12

* 本機が1955(S30)年当時、木曽福島機関区に所属し中央本線(西)で活躍していた頃、僚機にはD51-62・81・326・781787・793・820・921号機も所属してい

た。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-787号機が長野県御代田町、793号機が滋賀県長浜市、921号機が長野県長野市篠ノ井で静態保存

されている。

* 本機が1971(S46)年当時になると、僚機はD51-430・769・787・902・921号機に交代所属していた。またC12型機2両も配属されていた。その後各機は電化に伴

い転配属、廃車・解体の経過をたどった。廃車後本機以外ではD51-769号機が長野県東筑摩郡麻麻績村、C12-199号機が長野県塩尻市奈良井でそれぞれ静態

保存されている。









D51-882号機  場所 大阪府茨木市東福井 「真龍寺」境内

車暦 1944日立製作所 1946姫路第一~1948亀山~1962奈良~1973 廃車 保存開始

状態 塗装は退色し上部に粉塵堆積 左プレート欠 他の外装諸装備良好 運転室内透明網入りアクリル板で遮断 運転室内の諸計器類はほぼ完備(両水面計はガラス管

    のみ) 屋外に屋根付きで保存されており、保存状態は普通である
*国鉄鷹取工場式集煙装置・重油タンク装着 撮影日 2007/05/18                 

 * 再訪してみました。やはり塗装の剥離が進んでおりデフレクターの部分は一部剥落していました。 分厚い塗装の為に確認できた刻印は2箇所のみでした。                                                                    撮影日 2009/11/14・2011/1/18

* 本機が1955(S30)年当時、亀山機関区に所属し関西本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-497・654・750・832・835・839・879・885・906・934・940・

1013・1014・1015・1019・1020・1054号機も所属していた。同機関区にはC50型機2両・C51型機14両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機

以外ではD51-885号機が埼玉県深谷市C50-75号機が東京都足立区で静態保存されている。


* 1972(S47)年当時、本機が奈良機関区(運転所)に所属し、関西本線などで活躍していた頃僚機には、C12-167・D51-253・403・463・613・614・831・832・

885・895・904・906・934・940・944・1007・1013・1045・1054号機なども所属していた。その後DL/電化に伴い各機は廃車となり解体されたが、C12-167号

機は鳥取県若桜町で動態、D51-403号機は滋賀県栗東市→岐阜県美濃加茂市で、D51-831三重県伊賀市で、D51-885号機は埼玉県深谷市で、D51-

895号機は奈良北葛城郡県王子町
でそれぞれ静態保存されている。








D51-885号機  場所 埼玉県深谷市上野台 仙元山公園内

車暦 1944日立笠戸工場 1944尻内~1945盛岡~1948一戸~姫路~1955亀山~1962奈良~1973廃車 1974保存開始

状態 塗装は全体的に剥離し、各所に錆び・腐食進行 外装諸装備完備 運転室内諸計器類はほぼ完備しているが制動弁欠操作・電気系統機器は良好であるが、室内全体

    が錆び・汚濁・汚れが酷く荒廃状態 屋外保存であるが最近の整備は見られず、荒廃気味である。機そのものは状態を保っており、早急の整備が急がれる。    
                                                                                       撮影日2007/10/18

* 1967年当時は、鷹取工場式集煙装置と重油タンクを装着していた事が、藤田氏の写真から解る。

* 再訪してみました。塗装がはげ落ちた状態から再塗装されきれいな状態に変わっていました。 撮影日 2010/05/04

* 分厚い塗装が繰り返されていますが、数か所に本機の刻印が残されていました。 撮影日 2011/09/24

* 本機が1955(S30)年当時、亀山機関区に所属し関西本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-497・654・750・832・835・839・879・882・906・934・940・

1013・1014・1015・1019・1020・1054号機も所属していた。同機関区にはC50型機2両・C51型機14両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機

以外ではD51-882号機が大阪府茨木市C50-75号機が東京都足立区で静態保存されている。


* 1972(S47)年当時、本機が奈良機関区(運転所)に所属し、関西本線などで活躍していた頃僚機には、C12-167・D51-253・403・463・613・614・831・832・

895・904・906・934・940・944・1007・1013・1045・1054号機なども所属していた。その後各機はDL/電化に伴い廃車となり解体されたが、C12-167号機は鳥

取県若桜町で動態、D51-403号機は滋賀県栗東市→岐阜県美濃加茂市で、D51-831三重県伊賀市で、D51-895号機は奈良県北葛城郡県王子町
でそれ

ぞれ静態保存されている。


* 本機は1973(S48)年11/3に関西本線、奈良~柘植間の「さよなら列車」を僚機のD51-1号機と重連で牽引した後、廃車となり当地に保存された。








D51-889号機  場所 岡山県総社市中央1丁目 石原公園内

車暦 1944日立笠戸工場 1944門司~1951熊本~1965人吉~1966吉松~1970新見~1972廃車 1976保存開始

状態 塗装は良好で外装機器・各配管金縁どり 前後ライト球・ガラス欠 他の外装諸装備良好 運転室窓枠・ガラス欠 室内は給水用圧力計は文字盤を残しているが、他の

   計器類は損失し制動関係機器も失われており、室内は荒廃状態である。屋外に屋根付きで保存されており、足回りも一応整備されており保存状態は普通である。                                                                                          撮影日2007/05/24

* 再訪してみました。塗装の剥落が目立ち始め各所に錆が浮き始めています。運転室内の諸計器類の復元整備をはじめ再塗装の必要に迫られている状態です。                                                                               撮影日 2010/07/25

* 本機が1955(S30)年当時、熊本機関区に所属し鹿児島本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-127・176・222・255・258・272・482・538・546・1037・10

83号機も所属していた。同機関区にはC11型機8僚・C57型機12両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-176号機が大分県日田

272号機が東京都世田谷区で、C11-190号機・C57-151号機が各地で静態保存されている。

* 本機が1971(S46)年当時、新見機関区で活躍していた当時、まだ同機関区にはD51-195・409・422・428・481・488・774・837・838・917の各機も所属してい

た。その後DL化に伴い各期はさらに転配属、廃車・解体の経過をたどった。廃車後本機以外ではD51-195号機は鳥取県米子市で、409号機は滋賀県湖南市→岐阜

県美濃加茂市、422号機は広島県尾道市、428号機は東京都大田区、481号機は福井県南条郡南越前町、488号機は島根県安来市、774号機は島根県出雲

市、837号機は長野県駒ヶ根市、838号機はは岡山県新見市、917号機は岡山県岡山市
でそれぞれ静態保存されており、新見機関区に所属したD51型機で新見機

関区や浜田機関区で廃車となった機関車の静態保存率は意外と高い。









D51-892号機  場所 青森県弘前市大字田町3丁目  城北交通公園内


車暦 1944日立製作所・・?・・1948弘前~1968東能代~1972秋田 廃車・保存開始

状態 塗装は普通 車輪赤色塗装 清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内諸計器類は外形装着するも文字盤・針欠両水面計は外枠のみ 制動・操作・電気

    系統機器は良好 室内良好 屋外保存であるが、メイン・サイドロッド・主軸に油が注がれて整備されており、良好な状態である。
 

* 再訪して見ました。好い状態で保存されています。                         撮影日 2007/09/15・2009/08/15

* 変わらない状態で保存されています。分厚い塗装が剥げ落ちた(意図的?)左リターンクランクを含めた3か所に刻印が確認できました。撮影日2011/01/31

* 本機が1955(S30)年当時、弘前機関区に所属し奥羽本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-232・242・291・336・505・567・570・763・847・888・893・

1087・1095・1138号機が所属していた。同機関区には8620型機13両・D50型機2両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-23

2号
機が秋田県秋田市、68691号機が山形県山形市で静態保存されている。

* 本機が1971(S46)年当時、東能代機関区に所属し奥羽本線・五能線で活躍していた頃、僚機にはD51-195・350・728・789号機も所属していた。その後DL化により

各機はさらに転配属、廃車・解体の経過をたどった。本機以外ではD51-195号機が鳥取県米子市で静態保存されている。









D51-895号機  場所 奈良県北葛城郡王子町1丁目 舟戸児童公園内


車暦 1944日立製作所 1944柳井~1946岩国~1948広島第二~1950津和野~柳井~鳥取~1958福知山~1971奈良~ 1972廃車 1973保存開始

状態 塗装は退色 前ライト球・ガラス・後部ライト球欠 他の外装諸装備良好(プレートはレプリカ?) 運転室窓ガラス欠 室内は右水面計以外の諸計器類は外枠のみで、

    文字盤・針欠 制動弁は完備するが他の操作・電気系統機器は一部欠損室内は荒廃気味 屋外に屋根付きで保存されているが、最近の整備はされておらず、状態

    は普通である。       *1953年後藤工場で集煙装置・1954年に缶上部重油タンク装着装着      撮影日 2007/11/09

* 再訪してみました。変わらない状態で保存されていました。外形は普通の状態であり集煙装置・重油タンク等重装備の状況がよく判る機体です。右ソケットに微

かに本機の番号号を残しています。また右リターンクランクには分厚い塗装を意図的に剥がしてD5189・まで読める状態になっています。おそらくロッドの各部位に

は刻印が存在するのでしょうが、塗装を剥がす行為は保存状態を壊す行為であり感心できません。全体的にロッド等が磨き出される日を待つばかりです。
                                                            撮影日 2009/11/28・2011/01/08

* 本機が1955(S30)年当時、鳥取機関区に所属し山陰本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-217・254・334・499・727・751・758・795・831・833・895・9

19・944号機が所属していた。同機関区には8620型機5両・C12型機4両も配属されていた。 その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-254号機が東京

都杉並区、499号機が三重県津市、831号機が三重県伊賀市、895号機が奈良県王子町
でそれぞれ静態保存されている。

* 本機が1963(S38)年頃、福知山機関区に所属し山陰本線で活躍していた当時、僚機としていわゆる「ナメクジ型」D51-6673・77・78号機が配属されており、他に標準

機としてはD51-256・334・527・727・836・838・860・944・1018号機が所属していた。その後各機は転配属となった。D51-66号機は京都府精華町、860号機

はその後広島県福山市で静態保存されている。


* 本機が1969(S44)年当時、福知山機関区に所属し山陰本線で活躍していた頃、僚機にはD51-25・66・334・463・499・527・682・708・727・836・860・944・10

18も所属していた。また、同じく山陰本線を担当するC57型機4両、舞鶴線担当のC58型機3両、構内作業担当のC11型機3両も配属されていた。その後各機はDL化に伴い

さらに転配属、廃車・解体の経過をたどった。D51-25号機は兵庫県三田市、66号機は京都府相楽郡精華町、499号機が三重県津市で静態保存されている。

* 本機が1972(S47)年当時、奈良機関区(運転所)に所属し関西本線などで活躍していた頃、僚機には、C12-167・D51-253・403・463・613・614・831・832・9

04・906・934・940・944・1007・1013・1045・1054号機なども所属していた。その後各機はDL/電化に伴い順次、廃車となり解体されたが、C12-167号機は鳥取

県若桜町
で動態、D51-403号機は滋賀県栗東市→岐阜県美濃加茂市で、831三重県伊賀市で、882号機は大阪府茨城市で、885号機は埼玉県深谷市でそれ

ぞれ静態保存されている。D51-463号機山口県防府市で静態保存されていたが、2001/12残念ながら
解体された。

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