D51-345号機~398号機を紹介します。

D51-345号機  場所 兵庫県揖保郡太子町鵤 太子山公園内

車暦 1939日立笠戸工場 1940長町~1944青森~1945尻内~1959池田~1962小樽築港~1968追分~1976廃車  保存開始

状態 塗装は普通 汽笛・清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内は柵内のため未確認(上部各圧力計は確認) 屋外に屋根付きで保存されており、保存状態

    は普通である。           

* 再訪問してみました。変わらない状態で保存されていました。                     撮影日 2007/05/26・2008/12/13

* 動輪は分厚く塗装され、ロッド類も錆びが浮き上がっており刻印の判読は難しい状態であるが、確認できた範囲では本機の番号であった。唯一、右リターンク

ランクに
D511057の刻印が認められた。D51-1057号機は1967年から小樽築港機関区に配属され1973年に廃車になっている。本機も同時期に小樽築港

・追分機関区に所属しており、苗穂工場で交換転用されたのでしょう。                             撮影日 2010/10/17 

* 本機は青森~尻内機関区時代にギースルエゼクター煙突を装着

* デフレクター先端部カット・LP403大型ライト前後装着 国鉄苗穂工場改装

* 本機が1955(S30)年当時、尻内(現八戸)機関区に所属し東北本線で活躍していた頃、僚機にはD51-31・159・340・358・377・378・426・471・553・757・7

62・870・883・884・1012号機も所属していた。同機関区には8620型機14両D50型機3両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51

-159号機が北海道岩内郡岩内町、762号機が青森県八戸市
で静態保存されている。

* 本機が1973(S48)年当時追分機関区に所属し、室蘭本線・夕張線・石勝線などで活躍していた頃、僚機にはD51-117・120・226・241・285・286・308・320・

333・343・349・357・399・413・492・539・605・711・733・767・842・1042・1119号機も所属していた。また19672・19673・39697号機も配属されていた。

その後各機は転配属、廃車・解体の経過をたどった。D51-286号機は北海道小樽市、333号機は北海道白老郡JR白老駅北、349号機は長野県岡谷市、842

号機は岡山県倉敷市、1119号機は神奈川県厚木市
で静態保存されている。

* 本機が1975(S50)年当時、追分機関区に所属していた頃、僚機はD51-286・333・349・397・565・828・842・916・1072・1119号機に減少していたが本線

での運用は無く全機休車扱いで機関区に駐機の状態であった。1975年に333・842号機は廃車、1976年度末には全機廃車となった。廃車後D51-397号機は北海道

士別市、565号機は北海道常呂郡佐呂間町
916号機は群馬県前橋市、1072号機は神戸市中央区、1119号機は神奈川県厚木市でそれぞれ静態保存されて

いる。本機が由縁の薄い当地に保存された経緯は不詳である。828号機は兵庫県淡路市で保存されていたが、
2017/04に解体処分された。

 






D51-349号機  場所 長野県岡谷市長池 勤労福祉センター湖畔


車暦 1940日立笠戸工場 1940敦賀~1957上諏訪~1964小樽築港~1968追分~岩見沢~1976廃車 保存開始?

状態 塗装は普通 汽笛・清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内の諸計器類全欠 操作系統機器も損失室内荒廃状態 屋外に保存されている。最近の整備

    は見られないが保存状態は普通である。   

* 再訪して見ました。以前と変わらない状態でした。                     撮影日 2007/08/18・2009/10/12

* 再再訪しました。分厚い塗装が何度もされているのと刻印が薄い為に、確認できたものは僅かでした。左右の先輪にD51326の刻印がありました。

D51-326号機は1969年に富山第一機関区で廃車になっていますが、1949年から木曽福島機関区に所属しており、本機も1957年から上諏訪機関区に配

属さており長野工場での交換転用がされたのでしょうか。                                            撮影日2010/12/11

* デフレクター先端部カット・コの字型先端部手すり(左)・LP403大型ライト前後装着 国鉄苗穂工場改装

* D51-349号機の特色は煙突にある。普通と異なり上から見ると長楕円形で上方に広がる形態であり、ギースルエゼクター型と呼ばれる煙突で1963に国鉄長野工場で

装着されている。保存機の中で同様の煙突を持つのは、842・953・1119の各機である。1968年当時このギースルエゼクター煙突を装着していたのはD51-117・120・

232・252・276・315・343・345・349・371・391・457・570・605・711・725・733・742・842・942・952・953・1037・1119の各機であるが廃車時まで装着し

ていたかは定かでは無い。

* 本機が1963(S38)年当時、上諏訪機関区に配属されていた頃、僚機としてD51-281・477・550・1025機も所属していたが後に静態保存されたのは本機だけである。


* 本機が上諏訪機関区から北海道に配属後の1973(S48)年当時追分機関区に所属し、室蘭本線・夕張線・石勝線などで活躍していた頃、僚機にはD51-117・120・

226・241・285・286・308・320・333・343・345・357・399・413・492・539605・711・733・767・842・1042・1119号機も所属していた。また19672・19673

・39697号機も配属されていた。その後各機は転配属、廃車・解体の経過をたどった。D51-286号機は北海道小樽市、333号機は北海道白老郡JR白老駅北、345

号機は兵庫県揖保郡太子町、842号機は岡山県倉敷市、1119号機は神奈川県厚木市
で静態保存されている。


* さらに本機が1974(S49)年に岩見沢機関区に配属され、函館本線・室蘭本線などで活躍していた頃、僚機には・D51-53・59・286・357・367・417・467・885・

915・1118・1160号機らも所属していた。1975以降順次廃車となり、D51-59号機は長野県上伊那郡辰野町で、静態保存されている。

* 本機が1975(S50)年当時、追分機関区に所属していた頃、僚機はD51-286・333・345・397・565・828・842・916・1072・1119号機に減少していたが本線で

の運用は無く全機休車扱いで機関区に駐機の状態であった。1975年に333・842号機は廃車、1976年度末には全機廃車となった。廃車後D51-397号機は北海道士

別市
565号機は北海道常呂郡佐呂間町916号機は群馬県前橋市、1072号機は神戸市中央区、でそれぞれ静態保存されている。本機は度重なる転配属にも関

わらず解体を免れ静態保存された強運な機であると言える。828号機は兵庫県淡路市で保存されていたが
2017/04に解体処分された。








D51-351号機  場所 長野県木曽郡木曽町 和合SL公園内


車暦 1940日立笠戸工場 1940福井~金沢~1948福井~1964富山~1965新庄~1966横手~1971木曽福島~1973廃車 1974保存開始

状態 塗装は普通だが部分的に腐食進行 清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内金網遮断 速度計・暖房用圧力計欠 操作系統機器欠 室内やや荒廃

    気味  屋外に保存されており、保存状態は普通である。

* 再訪して見ました。汚濁雫が見られますが変わらない保存状態でした。         撮影日 2007/08/17・2009/08/16

* 再再訪してみました。相変わらず整備されて無い状態で、ロッド周りにはコケが生えていますし各所に錆びが浮き始めています。早急の対策が望まれます。何

度も分厚く塗装されているのと錆びにより、確認できた刻印は僅かでした。左第四動輪には
D51521の刻印がありました。D51-521号機は1970年に長野機関

区で廃車になっています。廃車後本機に転用されたのでしょう。また左加減リンクには2箇所とも抹消線で消された
5??の刻印があるのですが判読できませんで

した。                                                               撮影日 2010/12/12

* その後本機は2013年に中津川の保存会(代表渡邊典雄さん)の方々による整備・修復が行われ綺麗な状態になっています。  2014/02

* 「コバQ」さんが2013/05に訪問された際の状況です。

* 本機が横手機関区時代にテンダーに重油タンク装着、木曽福島機関区時代には長野工場式集煙装置を装着していた。

* 本機が1955(S30)年当時、福井機関区に所属し北陸本線で活躍していた頃、僚機にはD51-197・315・373・450・475523・534・588・612・616・617・667

・669・688・720・775・776号機も所属していた。同機関区には8620型機4両・C12型機2両・D50型機4両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機

以外ではD51-688号機が愛知県岡崎市、720号機が広島県広島市安芸区上瀬野町、775号機が長野県木曽郡JR木曽福島駅前で静態保存されている。


* 本機が1973(S48)年当時、木曽福島機関区に所属し中央西線で活躍していた頃、僚機としてD51ー152・172・192・401 775・893・903・921・1001の各機も配属

されていた。その後DL/電化に伴い廃車となったが、172号機は長野県松本市で、401号機は野県須坂市で、921号機は長野県長野市篠ノ井でそれぞれ静態保存され

ている。1971年に稲沢第一機関区で廃車となったD51-2号機も木曽福島機関区に駐機していた。同機はその後大阪市交通博物館で静態保存され、現在は岡山県津山

で保存されている。1001号機は長野県千曲市で保存されていたが
2017に解体処分された。  








D51-370号機  場所 秋田県秋田市土崎港3丁目 土崎児童公園内

車暦 1940日立笠戸工場・・新潟局・・1948酒田~1955山形~1968新庄~1972廃車 1973保存開始

状態 塗装は退色し各所に錆び・腐食進行 後部ライト・清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備装着 運転室内諸計器類は外形のみで、文字盤や針を欠く 制動弁は完備

    するが室内は荒廃状態 屋外保存であるが最近の整備は受けてなく、荒廃状態である。       撮影日2007/09/15

* 再訪してみました・公園は整備中でしたが機体は再塗装され、テンダー後部の破損個所も新しい鉄板で修復されており、全体的に見違えるように美しい状態に

なっていました。おそらく保存会の方々がご苦労されたのでは無いかと思われます。                      撮影日 2010/05/02

* シリンダー下部もきれいに修復されています。刻印は2か所に存在しました。               撮影日 2011/11/01

* 「コバQ」さんが2015/11に訪問された際の状況です。2010に再塗装されて綺麗になっていたのですが、5年後には元の汚濁と錆にまみれた状態に戻ってい

 ました。旧塗装を完全に剥がし、鉄地肌を削る作業(ケレン)をせずに上塗りだけの再塗装は、下からの錆や汚濁を防ぐ事はできません。当地が海岸に近い場所で
 
 塩害の影響を受けやすいという悪条件も重なったとは思いますが、最初からケレン整備をされていたならばと思われます。私の「都道府県別保存機一覧表」では、
 
 
再整備(ケレン)と再塗装(上塗り)とは区別して表示しております。

* 本機が1955(S30)年当時、山形機関区に所属し奥羽本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-330・433・908・1004・1023・1111・1132号機も所属していた。

同機関区には9600型機7両・C11型機3両・C12型機2両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以外では59634号機が福岡県北九州市門司区、

C11
66号機が徳島県鳴門市で静態保存されている。


* 本機が1971(S46)年当時、秋田機関区に所属し奥羽本線・羽越本線で活躍していた頃、僚機にはD51-130・315・330・406・421・428・457・532・570・684・

725・757・888・908・910号機も所属していた。同機関区には9600型機6両・C11型機7両も配属されていた。その後DL化に伴い各機はさらに転配属、廃車・解体の経

過をたどった。本機以外ではD51-428号機が東京都大田区、684号機が東京都東村山市で静態保存されている。









D51-385号機  場所 千葉県鎌ヶ谷市初富 市制記念公園

車暦 1935日本車輌・・新潟局・・1948吹田~1955~1965下関~1973長門 廃車・保存開始

状態 塗装はやや退色し錆び・剥離進行 外装諸装備完備 運転室右窓枠・ガラス欠 室内諸計器類の多くが欠損し室内荒廃気味 屋外に屋根付きで保存されているが、

    最近の整備は見られず保存状態は普通である。撮影日2007/10/21      *撮影後日 再塗装され現在はきれいな状態になっている。

* 再訪してみました。右サイドはフェンスでほとんど撮影できませんでした。再塗装はされていますが運転室内部整備の必要が求められます。刻印も分厚い塗装

の為ほとんど確認できませんでしたが、左クロスヘッドの上蓋部には
D51335の元印が認められます。D51-335号機は1969年に直江津機関区で廃車になっ

ていますが本機との接点は無く、転用の経緯は不詳です。また右クロスヘッド・ソケットには打ち直しが見られ、本機の番号では有りませんが判読不能でした。
                                                                        撮影日2010/11/20

* 本機が1955(S30)年当時、吹田機関区に所属し東海道本線で活躍していた頃、僚機にはD51-142・256・297・304・490・491・495・663・664・673・683・

684・701・754・836・840・841・861号機も所属していた。同機関区には8620型機4両・9600型機12両・D52型機34両も配属されていた。特にD52型は集中配属

されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-297号機が北海道滝川市、663号機が青森県十和田市、684号機が東京都東村山市で、96

08号機が東京都青梅市青梅鉄道公園、D52-1・136・138・468号機
が各地でそれぞれ静態保存されている。

* 本機が1971(S46)年当時、下関機関区に所属していた頃、僚機にはD51-213・239・533・552・558・592・743・768813号機も所属していた。既に山陽本線

での運用は無く全機構内入れ替え業務を担当していた。その後DL/電化に伴い各機は廃車・解体の経過をたどった。 廃車後本機以外ではD51-592号機が山口県下松

市、768号機が山口県下関市、813号機が山口県山口市小郡で静態保存されている。








D51-395号機  場所 山口県周南市徳山 市立徳山動物園前


車暦 1940日本車輌・・大阪局・・1948長岡第一~1967厚狭~1968広島~1971廃車・保存開始

状態 塗装は普通 汽笛・後部プレート・前後ライト球・ガラス欠 他の外装諸装備良好 運転室窓枠・ガラス欠 室内諸計器類は外形を保つが文字盤・針 両水面計ガラス

    管・制動弁欠 屋外保存であり保存状態は荒廃気味である。

* 再訪して見ました。以前と変わらない状況でした。                      撮影日 2007/08/25・2009/10/18

* 分厚い塗装の為に確認できた刻印はありませんでした。 撮影日 2010/12/18

* 本機が長岡機関区所属の頃は缶上部に重油タンクを装着していた。

* 本機が1955(S30)年当時、長岡第一機関区に所属し上越本線等で活躍していた頃、僚機にはD51-28・82・260・290324・325・396・431・443・609・724・

735・932・1001・1107号機も所属していた。同機関区には9600型機7両・C11型機2両・D50型機3両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以

外ではD51-609号機が千葉県成田市、724号機が群馬県渋川市、735号機が新潟県村上市、でそれぞれ静態保存されている。1001号機は長野県千曲市で保

存されていたが、2017年に
解体処分された。

* 本機が1970(S45)年当時、広島機関区に所属し山陽本線や呉線で活躍していた頃、同機関区には僚機としてD51-1059・1068号機・C11-329・330・C58-

313・C59-162・C62-15・17号機などの各機が所属していた。DL/電化に伴い各機はその後廃車となり解体されたが、C59-162号機動輪・煙室扉広島県

安芸郡府中町
で保存展示されている。








D51-397号機  場所 北海道士別市東山町大通 つくも水郷公園内

車暦 1940日本車輌・・札幌局・・1940追分~1943函館~1956五稜郭~1960函館~1964五稜郭~1967滝川~1975追分~1976廃車・保存開始

状態 塗装は普通 煙室扉ハンドル・前後ライト球・ガラス・清缶剤挿入装置欠 運転室窓ガラス欠 室内の諸計器類全欠 両水面計欠 操作系統のハンドルも欠 室内は

    荒廃状態である。外観は好い状態であり足回りも整備されている。屋外保存であるが保存状態は普通である。                                     

* 再訪して見ました。状況は以前と変わらない状態でした。                         撮影日 2007/07/15・2009/08/11

* 運転室内の諸計器類・窓ガラスも失われたままで、各部位に腐食・錆・汚濁雫が進行し良い状態とは言えない状況です。動輪の刻印は確認できませんでした

が各部位の刻印は明確に残っており、早急の整備が求められる機体です。左先輪に
D5148の刻印があります。D51-48号機は1971年に岩見沢第一機関区

で廃車になっています。廃車後か早い段階で転用されたのでしょうか。左クロスヘッド上蓋には
D51713の刻印があります。D51-713号機は1974年に岩見沢

第一機関区で廃車ですが、同機が1965年に配属されて以降の転用でしょう。右スベリ棒には
D51663の刻印があります。D51-663号機は1974年に滝川機

関区で廃車後十和田市で静態保存されています。同機が1966年に旭川機関区に配属後転用されたのでしょう。右偏心棒には
D517の刻印があります。

 
D51-7号機は1971年に滝川機関区で廃車です。廃車後か同機が1941年に旭川機関区に配属後の転用されたのでしょう。保存の先行きが危ぶまれる機体

ですので行政当局の善処を要望したいです。     撮影日 2011/07/26


* 「コバQ」さんが2017/09に訪問された際の状況です。きれいに再塗装されているようです。

* デフレクター先端部カット・コの字型先端部手すり(左)・LP403大型ライト前後装着 国鉄苗穂工場改装

* 本機が1955(S30)年当時、函館機関区に所属し函館本線で活躍していた頃、僚機にはD51-114・250・285・286・287・308・309・332・343・365・413・423

・449・560・561・562・569・596・605・710・711・733・734・802号機も所属していた。同機関区には9600型機13両も配属されていた。その後各機は各地に転配

属された。本機以外ではD51-286号機が北海道小樽市、560号機が北海道室蘭市、561号機が群馬県利根郡川場村で、29638号機が北海道旭川市でそれ

ぞれ静態保存されている。

* 本機が1973(S48)年当時、滝川機関区に所属し根室本線・歌志内線で活躍していた頃、僚機にはD51-38・68・95・96297・483・561・578・603・663・684・

1051・1072・1086・1101・1127号機も所属していた。また19674・49606・49642・59613・59669・59694・69658・69660号機も配属されていた。しかし、DL

化により各機はその後転配属、廃車・解体の経過をたどった。廃車後D51-68号機は岩手県岩手郡雫石町、95号機は北海道上川郡新得町、96号機は群馬県安中

市、297号機は北海道滝川市、483号機は長野県安曇野市、663号機は青森県十和田市、684号機は東京都村山市、1072号機は神戸市中央区
でそれぞれ

静態保存されている。

* 本機が1975(S50)年当時、追分機関区に所属していた頃、僚機はD51-286・333・345・349・397・565・828・842・916・1072・1119号機に減少していたが

本線での運用は無く全機休車扱いで機関区に駐機の状態であった。1975年に333842号機は廃車、1976年度末には全機廃車となった。廃車後D51-286号機は北

海道小樽市、333号機は北海道白老郡白老町、345号機は兵庫県揖保郡太子町、349号機は長野県岡谷市、397号機は北海道士別市、565号機は北海道

常呂郡佐呂間町
842号機は岡山県倉敷市、916号機は群馬県前橋市、1072号機は神戸市中央区、1119号機は神奈川県厚木市でそれぞれ静態保存されて

いる
828号機は兵庫県淡路市で保存されていたが2017/04に解体処分された。







D51-398号機  場所 北海道名寄市緑ヶ丘 北国博物館前

車暦 1940日本車輌 1940岩見沢~1943追分~1947旭川~1969北見~1972名寄~1973廃車 1976保存開始

状態 塗装は良好 清缶剤挿入装置欠 他の外装諸装備良好 運転室内諸計器類は両ブレーキ圧力計以外は完備 制動・操作系統機器・電気系統機器も完備良好 室内

    良好 屋外保存であるが、メイン・サイドロッド・主軸等の足回りに油が注されて整備され、良好な状態で保存されている。 *先頭に59601号機 

    名寄の広大な台地と澄み渡る青空の下に保存されている光景は雄大そのものである。    撮影日2007/07/15

* 再訪しました。今日も名寄の空は青く澄み渡っていました。相変わらずきれいな状態です。撮影日 2009/08/11

* 塗装はきれいで機体も整備されていますが、分厚い塗装のために確認できた刻印はD51型としては少ない方でした。左リターンクランクには本機の刻印とは

違う刻印ですが数字が今一つ鮮明でなく、
76?・75?と読めます760番代で車歴票から該当するのはD51764・D51765・D51767の3機ですがいずれも本

機より遅く廃車になっており、1967年~1972年にかけて転用された可能性はあります。また750番代ではD51756が該当し1966年以降に転用された可能

性があります。                                   撮影日 2011/07/26

* デフレクター先端部カット・コの字型先端部手すり(左)・LP403大型ライト前後装着 国鉄苗穂工場改装

* 本機が1955(S30)年当時、旭川機関区に所属し函館本線・宗谷本線・石北本線・富良野線で活躍していた頃、僚機にはD51-167・311・347・399・484・511・

543・608・660・738・828・952・953・954・1008・1009号機も所属していた。同機関区には8620型機2両・9600型機10両・C11・C12型機各1両・C55型機13

両も配属されていた。その後各機は各地に転配属された。本機以外ではD51-311号機が北海道北見市953号機が北海道虻田郡豊浦町、954号機が北海道富

良野市で、C55-1・50号機
が各地で静態保存されている。
D51-828号機は兵庫県淡路市で保存されていたが2017/04解体処分された。

* 本機が1971(S46)年当時、北見機関区に所属し石北本線で活躍していた頃、僚機にはD51-157・312・511・608・734・1077号機も所属していた。同機関区に

は9600型機6両・C58型機8両も配属されていた。その後DL化に伴い各機は廃車・解体の経過をたどった。廃車後本機以外ではD51-157号機が北海道上川郡上川

町、312号機が北海道深川市、また49671号機・C58-1・82・390・395号機
が各地で静態保存されている。

* 北海道上川郡上川町に保存されていたD51-157号機残念ながら2009/8/11以降解体処分された。

* 本機は1973(S48)年に名寄機関区で廃車になり、同機関区で僚機だった59601号機とともに、名寄本線が走っていた線路上に屋外保存されている

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